頭・顔・首
頭痛
多くの頭痛は安心な頭痛ですが、いきなり殴られたような強い頭痛がした場合はすぐに病院を受診してください。そのほかでも「いつもの頭痛と違う」など不安がおありの場合も同様です。 受診されて問題なければ安心です。多くは筋緊張型の頭痛です。肩や首、頭の筋肉が緊張して痛みを作ります。
顔の歪み
顔の歪みといっても、人の顔は左右対称ではありません。しかし以前と違ってなんとなく顔が歪んできている、顔の片側だけが動きづらい、片側だけの広角が上がらない、急に老けた顔になってきた、眉間やおでこに深いシワがでてきた、顔のむくみがひどい・・・などのお悩みは解決出来ることがほとんどです。
目の疲れ・首のこり
よく眼精疲労などと言われますが、実際には目が疲れているわけではなく、目の周りの筋肉や首の筋肉が緊張して目が疲れたり、目の奥が痛い感じがします。長時間のデスクワークでPCの画面を見続けていたり、精神的に緊張状態が続いたりすると胸鎖乳突筋(首の前の筋肉)や鼻根筋やしゅうび筋などの眉間の筋肉が緊張してきます。
顎の痛み・口が開きづらい・顎関節症
よく「顎関節症」なんて言葉を聞きますが、アゴの関節がおかしくなっているわけではありません。 ストレスなどにより、睡眠中に歯ぎしりなどの噛み締めをすることで、咀嚼筋(噛む筋肉)である咬筋、側頭筋が異常に緊張したりしておこります。
めまい・耳鳴りがする
めまい、耳鳴りに関してはホントのところの原因はよくわかっておりません。ただほとんどのめまいや耳鳴りは自律神経のバランスが崩れておこっていると考えられます。 めまいと耳鳴りは合併することが多くどちらも内耳の神経の機能が低下しているのではと考えられています。
肩・腕
肩こり
ずっとパソコンに向かっていたり、ストレス生活が続いたりすると肩はこりますよね。一番影響しているのは心理的な緊張です。 長期にわたって慢性化している場合は、肩こり自体がストレスになって体を緊張させ、そこから血流が悪くなり、肩こりが起きるという悪循環になってしまっていることも多く見られます。
手首の痛み
私がいつも利用しているコンビニで、手首から指にかけてしっかりとサポーターで固定して動かせない状態で働いている方がいます。いつか言ってあげようと思っているうちにいなくなってしまい、後悔しています。手首の痛みがあると整形外科ではよく腱鞘炎という何ともあやふやな診断をよくされます。
腕や手がしびれる
長い時間パソコンに向かって、マウスの上に手を置きっぱなしでいたりする生活をしている方に多くみられます。 特にアゴが体より前に出る姿勢を長く続けていると、首や鎖骨の下で筋肉が硬くなって腕への血流が悪くなります。結果、神経も血流不足になり手や腕に痛みやしびれがでることがあります。
肩があがらなくなった
四十肩、五十肩というのは病名ではありません。よく整形外科だと肩関節周囲炎という何ともあやふやな診断をされます。「ああ五十肩だね」と言われれたら、お医者さんもよくわからないんだと思って下さい。まだ本当のメカニズムはわかっておりませんが、一つ言えることは普通に動かしていれば良くなるということです。
スポーツによって起こる肘の痛み
私も小学生の時(もう30年以上前)、投げすぎて肘を痛め「野球肘」と診断され野球はやめなさいと言われました。子供心に本当にショックでした。お医者さんは簡単に子供の夢を壊すこともできますね。野球少年に強く言います!やめなくても大丈夫と!
腰・背中・胸
ギックリ腰・急性腰痛
発症後1ヶ月以内の腰痛を急性期とヨーロッパのガイドラインでは定義しています。急性腰痛いわゆるぎっくり腰は洗顔、歯磨き等で腰を屈めたとき、物を持ち上げたとき等に、急激に腰に痛みが走ったり、グキッ、ピキッという感覚があって、立っていられなくなったり、歩くのが困難になります。
慢性的な腰痛
3ヶ月以上続いている腰痛を慢性腰痛とヨーロッパの腰痛ガイドラインでは定義しています。腰痛について様々な情報がありますが、実は腰痛の本当のメカニズムはまだ明確ではないのです。これが腰痛の原因だ!というのをテレビや雑誌、インターネットで見たとしても根拠はないと思ってください。
背中の痛み
3基本的には背中の痛みも肩コリや腰痛も同じことです。ただし腰に比べて背中の方が弱くて脆いイメージが少なく恐怖感が少ない分、歩けなくなることがないというだけです。自律神経の交感神経優位な状態、すなわち精神的ストレスなどで緊張状態にあると、無意識に呼吸が浅くなり、胸郭が膨らんだ状態で固まってしまいます。
胸が痛む、肋骨の間あたりが痛い
胸や肋骨間の痛みも背中の痛みと同じです。自律神経の交感神経優位な状態、すなわち精神的ストレスなどで緊張状態にあると、無意識に呼吸が浅くなり、胸郭が膨らんだ状態で固まってしまいます(横隔膜が緊張し下がった状態)。
お尻・脚
坐骨神経痛・ももの裏から足先にかけてのしびれ
坐骨神経痛とはお尻から脚にかけての痛み全般のことをいいます。いわゆる腰痛などと同じように広義な意味で使われており、病名ではありません。特に多いパターンが片側のお尻から太腿の裏や外側にかけての痛みやシビレです。痛みも人によって様々で「太腿の裏がナイフで裂かれるような痛み」「冷たい鉛が脚に流される感じ」「太腿がつっているような感じ」「電気が走るような痛み」ピリピリとした痛み」「太腿の感覚がない」「足が上がりづらい」「スネの外側や足首の付け根が痛い」など他にも様々です。痛み方や、痛む場所も日によって違ったりします。
足の付け根、ももの内側の痛み
腰というより脚の付け根が痛いんです」という方が非常に多くいらっしゃいます。でも実はこれ腰痛を引き起こすのと同じ筋肉が硬くなっているんです。腰椎と言われる腰の骨から骨盤の内側、大腿骨(ももの骨)の内側にかけてついている腸腰筋という筋肉や内転筋群(ももの内側の筋肉)、大腿四頭筋といった筋肉が緊張して痛みを引き起こすと考えられます。
歩き出すときに膝が痛い
膝の痛みについてはなんとなく体重がかかり、その負荷が膝を痛めつけているようなイメージをマスコミや医療機関がつくってきてしまいました。本当にそうでしょうか?しかし実際にはよく歩いている人の方が痛みがなかったり、痛みは体重差に関係なくあります。またマラソンを長く続けている人よりも始めたばかりの人の方が膝が痛くなることが多いです。
ふくらはぎがつりやすい
「こむらがえり」とも呼ばれるふくらはぎがつる現象は1度は皆さん経験があるのではないでしょうか?子供の頃はよくプールの時間などで、大人になってからは夜中に急に・・・、またふとした普段してない動きでつってしまったなど様々です。
足の裏が痛い、だるい
整形外科などで必ずと言っていいほど診断される「足底腱膜炎」。ホントに足底腱膜に問題があるのでしょうか?よくジョギングなどで走り過ぎてとか、使いすぎだとか、靴が合わないとかが原因とされていますが、あまり歩いていない方や、靴を何回替えても痛みが変わらないなど、そうとも言えないことが多いのです。
足が冷える(冷え性)・足がむくみやすい
足が冷え、むくみでお悩みの方、以前は特に女性に訴える方が多かったのですが、最近では男性の若い方でも多くなっている気がします。なんででしょう?一つはデスクワークで長時間PCの前で緊張状態でいる時間が、男女問わず増えているということ。男性でも自分のカラダに目を向けるようになってきたことなどが考えらるところでしょうか?
全体・自律神経系
体がだるい・疲れやすい・吐き気やめまいがする
なんとなく体がだるい・すぐに疲れる・肩の力が抜けない、ひどいときは動悸や息切れ、吐き気やめまいまでするのに、病院では「悪いところ」が見付からない。そんな時は自律神経のバランスが崩れているのかもしれません。
寝つきが悪い・眠りが浅く、疲れやすい・夜中に目覚める
夜なかなか寝付けない(入眠障害)、眠りが浅い、寝て起きても余計に疲れを感じる(熟眠障害)、夜中に何度も目が覚める(途中覚醒)などの症状は睡眠障害の代表的な症状です。
下痢ぎみ・便秘がちである
ウイルス感染時などは別ですが、下痢にしろ便秘にしろ心理的な要因が強く影響していると考えられます。内蔵の筋肉は自律神経に支配されています。当然本人の意思でコントロール出来ません。
姿勢・体の歪み
姿勢が気になる・左右の肩の高さが違う・猫背だといわれる
「正しい姿勢」とはなんでしょう?実はそんな姿勢は存在しません。まず人も動物であり止まっているのは不自然です。ちなみに犬や猫に正しい姿勢なんて求めるのは笑ってしまいます。左右対称な人間は存在しませんし、人によって骨格や筋肉のつき方も違います。
骨盤の歪み・左右の脚の長さが違う
ここ数年最もマスコミが取り上げ、世間を賑わせている「骨盤の歪み」・・・ですが実際どういうことかというと曖昧です。まず最初に「骨盤を小さくする」とかいう一部マスコミ、整体師などがいますが、根拠はありません。骨盤は寛骨、腸骨、恥骨が完全にくっついていて大きくなったり小さくなったりしません。
産前・産後のケア
妊娠中の腰痛・体の違和感
妊娠中はホントにいろいろとカラダの変化があります。個人差もありますが必ずと言っていいほど、腰痛や肩コリを訴える方が多いのは事実です。以前は妊娠中はカイロや整体が受けられる場所も少なかったですが、現在ではマタニティ専門に受け入れるところもあるくらいです。
産後の骨盤ケア(産後の骨盤のゆがみ・足のむくみ)
産後のケアと言うと「骨盤が歪んで・・・」という問い合わせが多くありあます。これについては「骨盤矯正」のところに詳しく書いてありますので、ご覧になってください。出産後は「いつから受けても大丈夫ですか?」という質問もよく受けますが、出産された後すぐでも大丈夫です。