四十肩、五十肩というのは病名ではありません。
よく整形外科だと肩関節周囲炎という何ともあやふやな診断をされます。
「ああ五十肩だね」と言われれたら、お医者さんもよくわからないんだと思って下さい。

まだ本当のメカニズムはわかっておりませんが、一つ言えることは普通に動かしていれば良くなるということです。
ちょっと引っかかる感じという方から揺れただけで激痛という方まで様々です。

四十肩、五十肩は肩周辺の筋肉や腱(上腕二頭筋長頭腱)の石灰化があり、肩関節周辺の癒着があると言われていますが、どれも本当に痛みと関係があるかはよくわかりません。

痛みに対して過剰に意識してしまったりすると、動きに対して恐怖感があるため、ちょっとした動きでも激痛として感じてしまうようです。

また夜間に強く痛みが出る方も、布団に入ると痛みに対しての意識が強くなるためです。
本当に力が抜けて、意識が他に集中出来ると、意外と軽く動かすことができます。

まずは徹底して肩周辺の筋肉に対して、トリガーポイントセラピーを施します。
効いてる~という感じがたまらないと思います。

筋肉がリラックスすると少し動きをつけやすくなるため、肩関節をゆっくりと動かしていきます。
ここではPNFというテクニックも使います。

皆さん急に大きく腕が上がるようになるのでびっくりされます。
ただしそのままというわけではありません。
2日くらいするとまた動きづらくなってきますので、自宅で出来る体操をお教えします。
5~6回くらいの施術は必要です。