基本的には背中の痛みも肩コリや腰痛も同じことです。
ただし腰に比べて背中の方が弱くて脆いイメージが少なく、恐怖感が少ない分、歩けなくなることがないというだけです。

自律神経の交感神経優位な状態、すなわち精神的ストレスなどで緊張状態にあると、無意識に呼吸が浅くなり、胸郭が膨らんだ状態で固まってしまいます(横隔膜が緊張し下がった状態)。

当然力は抜けづらく、硬い背中が出来上がってしまいます。
ただし全身的な緊張ですので、それが腰や脚にきたり、肩や腕にきたりとしても不思議なことではありません。

背中の緊張をとるためにまずは何といっても呼吸をしてもらいます。
呼吸に合せて筋膜リリース法胸椎にモビリゼーションにて、膨らんでかたまっている胸郭をニュートラルな状態に戻していきます。
そして脊柱起立筋群などに発生したトリガーポイントにアプローチしていきます。

必要に応じてCMT(カイロプラクティック脊椎マニュピレーション)にて脊椎周りの関節に動きの刺激を入れていきます。
また普段力が抜けず、自らきつい方向にカラダをもっていっている癖を修正するために、姿勢や呼吸について教えていきたいと思います。