「こむらがえり」とも呼ばれるふくらはぎがつる現象は1度は皆さん経験があるのではないでしょうか?
子供の頃はよくプールの時間などに、大人になってからは夜中に急に、また普段していないふとした動きでつってしまったなど様々です。
これも色々と言われていますが、どれも原因のホントのところはわかっていません
ナトリウム不足だとかカルシウム不足だとか……。

原因はさておき、つりやすい人ってどんな人でしょうか?
やはり緊張が強い人、血流が悪い人などでしょう。

私が印象に残っている方では、初めてフルマラソンの挑戦するという方でレースの前日に施術にいらっしゃいました。
以前より何回も通われている方なんですが、その日はいつもと違っていました。
とにかく何回もふくらはぎがつってしまうんです。
動かさなくても、触らなくてもです。

ご本人曰く「高校野球をやっていた頃から、試合の前日はこんな感じなんです」とのこと。
心理的な緊張がかなり影響していることが実感させられました。

夜間につりやすい人はレム睡眠(浅い眠り)の時に交感神経が強く働いてつってしまうのかもしれません。おそらく夢の中でも仕事をしていたり、ストレスのかかる夢でもみていたのでは?
ほとんどは覚えていないはずですが。

そんな方には30分メソードがおすすめです。
布団に入る30分まえに「はい!今日は閉店!」と口に出して宣言します。
それから自分の好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、軽くカラダを動かしたりと30分何かに没頭します。
どのみち考え事が頭に浮かんできてしまうでしょうが、それはそれでかまいません。
宣言することが大事なのです!

トリガーポイントセラピーを腓腹筋、ヒラメ筋を中心に全身に施します。
ふくらはぎがつりやすい人は腰部の緊張もかなり強くそこらへんもCMTやモビリゼーションでしっかりと動きをつけていきます。
また漸進的筋弛緩法、呼吸法などによって心身ともに力が入る、抜けるの感覚を覚えていただきます。
力が入っていることを自分自身で確認することは、最高のリラックスに結びつきます。